ヴェニスの商人・9月21日ソワレ。

某状況故^_^;連日観劇。3列目下手にて。

開演前のロビーでは、道化もより賑やかに。
木は音楽に合わせて、激しく踊る様になりました。(笑)
お一人、とても背の低い白い仮面に銀色の衣装を纏った
恐らく女性であろう、月の女神の様な方。
物凄くちっちゃな手をしていらっしゃいます。
すりすりしてはいけませんが(爆)機会が御座いましたら
是非、観察してみて下さい。(*^。^*)

アントーニオのお部屋の地球儀、ぱかっと開くと
お水入れになっているんですよね。
地球儀型冷蔵庫、いいかも。

あ…やっと判りましたよ、サレーリオのお尻に
挟まっている代物が。
真っ赤なお花が2本、カーネーションに見えましたが
薔薇の可能性も。(@_@;)

昨日初めて解かってびっくりしたのですが、ポーシャが
バサーニオと結ばれて、ネリッサは本当に嬉し泣き
しているんですねえー。ネリッサ、いい子だ。

グラシアーノが仮装行列で、呑み過ぎて酔って
吐いているシーンで、嵐の今夜出立するのを
明らかに嫌がっておりますでしょ?
ベルモントに行きたいと言い出したのは自分なのに、
何で怒っているのかずっと謎でした。
其の後登場するサレーリオとソラーニオも、二日酔い直前の酔いどれ状態ですし、荒い波にもまれて
更なる船酔いが、嫌なんじゃなかろうか?

あと、サレーリオとソラーニオが聖書を持って
出て来る幕では、きちんとレントやイースターに対する
配慮も成されているんですねぇ。
台詞にも出て来る『灰の水曜日』の件です。
聖書に目を通したことが無いと、何のことだか
さっぱり解からない細かなことですけれど、
彼らの額に刻印された十字架は、ドーラン氏ならではの
繊細な演出だと思います。

そうそう、サレーリオ。(−−〆)
ジェシカを失い心身傷だらけのシャイロックを
引き回して突き飛ばしますが…
いくら何でも突き飛ばし過ぎでしょ、アレは。
市村さん、両手もつけずに肩から横にドスーンと
転がったまま、お芝居を続けていらっしゃいましたよ。
…後で、裏で謝るんだろうなぁ。(ーー;)
ちょっと力の加減を間違えると、大変ですね。

本日の、竜也さんチェキ。(^^ゞ
モロッコ大公の『王侯貴族の通り道』。
お供の一人が携えている半月刀。
恭しく高く横に掲げて、指をぴろぴろ♪してポーシャの元へ
次々と遣って来る人々の、道程が表現されています。

アラゴン大公は、あぁ〜ひぃ〜とか本当の
おじいちゃんっぽい呟きが、最高峰に達しつつありますな。
最早、じいちゃんと言えば!
志村けんさんかバサーニオだぞっ。ヽ(^。^)ノ

ポーシャの絵姿を、美辞麗句で褒めちぎる長台詞が
御座いますけれど『この絵と云う虚像は』の前節、
『この絵と云う虚を褒め切れぬ様に』が一瞬にして
抜けてしまいました。
でも、ちゃんと抜けてしまったことに即座に
気付くんですよね。
正確に言い直していましたよ。
こう云うことって、ほんとにほんの数秒の間の
頭の回転と判断力なので、やはり申し子だと
言わざるを得ない素晴らしい能力だと思います。

法廷で、アントーニオに縋って泣いているバサちゃん。
徳馬さんが、竜也さんの頭を抱いて濃厚に
なでなでして、耳元で何やらこそこそ話をしております。
私には何を確かめているのか解かりましたが、
敢えて此処に書くことは控えます。

最近のお気に入りは『陽気な悪魔』のランスロット。^m^
ジェシカの書いた、ロレンゾーへのラブレターを
預かる時に『何て書いてあるの?』やら、雨も降って
いないのに、ロレンゾーに『あっ!』と天を指して
上機嫌で呟く『ぷっ…見てやんのっ♪』やら、小技が
てんこ盛りでっせ。(^^♪
市村さんの『ジェノヴァで聞いたかあーっ!』も、
夢で見る程(笑)頭から離れませんね。

公演が始まる前は、こんなに『ヴェニスの商人』に
自分が嵌ってしまうとは、思ってもおりませんでした。
だって楽しいんだもんー、病・み・付・き。(^○^)


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