ロープ・1月10日マチネ。

下手側コクーンシート前方にて観劇。
うむ…想像通り、ノブナガの引き篭もり部屋は
全く見えず。(泣)
初見の方には、トレイの遣り取りが観えないのは
大きな痛手かと。
漫画部屋は、ギリギリで見えました。
祇園祭も。(^_^;)
引き篭もり部屋になった、裏返しの漫画部屋も
微妙に位置が違って、何とか観えました。
一階席から観ていると、其の小さな差は判らないけれど
屋根の開いた漫画部屋の中から、竜也さんの御顔は
丸見えでした。(笑)
タマシイと一緒に入っているのに、りえちゃんは
見えなかったので、背が高いのが単純な原因です。

りえちゃんは、御髪が伸びて来たから噴水の様に
前に垂れたちょんまげが^m^後ろに寝てしまい
ヤワラちゃんになってしまって、ちと残念。
あの髪型、タマシイの迸る情熱を感じて好きだったのに。
りえちゃんは体重が軽いから、足取りが軽やかなのは
自然なのかもしれないのですが、ボクサーブーツを脱いで
タマシイを産み落とす唯一裸足の場面でも、全く足音無く
本当に此の世の存在では無い様な、そんな不思議な感情を
与えてくれます。

えり子さん…私の観劇に、何か問題でも?(爆)
又台詞が飛んでしまいました…
『実況放送』と云う詞が入った台詞でしたが、もう頭の中は
『実況中継』の文字しか無かったんでしょうね。
瞬間的にヤバイ!と思ったものの、止まらず。
『じっけいちゅうきょう!』…(沈黙&笑い)
もうその後は出て来ないので、丁度ADの台詞を飛ばし
筋肉を苛めるカメレオン(*^^)の間へと、其のまま突入。
う〜ん、頭を抱えて笑っていらっしゃいました。

じゅんさんは、どうして何時もリング上での
スローモーションの時に、腋毛を抜いて吹き飛ばすんだろ。
ノブナガ相手だと、余裕綽々ってこと?(笑)
戯曲には無いオリジナルの、スプーンの歯がたたない
かちかちのレディーボーデン。
JR
東日本を名指しですが、本当に新幹線の
バニラアイスって、凍ってますよね。(^^
売り子さんの物真似、上手いよなぁ。

JHNDDT
のDへの暴力って、一応DVですよね。
今回は、階段から舞台下に突き飛ばされて階段の上でも
踏み付けられておりましたが…
スーパーM度の野田さん。
暴力はエスカレートするって、体現でしょうかあー。

竜也さんは、そろそろ駆け引きを始めたかな?
ちょっとだけ、抜けた様な気が致しました。
最後の青年の純情は、本当に爽やかで優しく
タマシイを労わり愛しむ様子が、心に響いて来る様に
なりました。
演劇ぶっくのインタビューは、開幕後一週間のもので
一ヶ月も前のものですが、ノブナガの生真面目さを
大きく意識して出しているのですね。
お芝居も、メッセージ性は深くは考えず真っ直ぐに
演じきっているそうなので、その姿勢ならば
ああ云う硬い芝居でも、或る程度評価が出来るかも。
掲載されていた『戦場の引き篭もり』が『タマシイ』を
受け取るワンショットが、とても素晴らしい。
有刺鉄線と二人の、遠近のピントが絶妙!
最前列の目の前で観ても、座席の高さや角度の関係で
こんなに神々しくは観ることが叶わない。
ヘラクレスの『タラリーン!』『タラタラ』は
大好きだけども、段々ヘアースタイルが雷様みたいに
なって参りました…!(^^)!
動いている内に、汗でぺにょっとなっちゃうけどね。

何となく恐れ多い様な気がして、墓標をアップで見ることが
憚られていたのですけれど、上から全体を見渡せる機会が
最後になるので、じっくりとオペラグラスで拝見しました。
1
504番迄、順番に…
ご尊名の横に書かれている数字は享年でしょうが、
余りにも幼い犠牲者が多い。
200
番台迄は、かなりご年配の方もいらっしゃいますが
300
番台からの、残虐に葬られた1才〜7才の小さな命の
何と多いことでしょうか。
何年生きていようが、亡くなるのは一瞬。
其れでもやはり、野田さんの選んだ題材の悲惨さが
自虐的に浮き彫りになった、秀逸なセットだと思います。

カーテンコールで、珍しく最後に竜也さんが
にっこりと、微笑んでいらっしゃいました。
客席に、お知り合いの御顔を見付けたご様子でしたよ。
とっても嬉しそうな、久し振りに見る素敵な笑顔でした。




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