オレステス・東京楽。
一階後列上手側にて観劇。
うん、一番私が拝見した中で相違していたのが
パーカッションでした。
下手側の奏者の方は、初めて女性だった。
かなり今迄とは違う印象が深くなりました。
生演奏故、同じ奏者の方でも日々違いますが
別人となると、其の違いは顕著ですね。
特に打楽器なので、男性と女性では力加減も異なり
違う演目を観ている様な気分になりました。
エレクトラ@中嶋さんですが、とても御声がお辛そうで
もう少し…頑張って!と、終始居た堪れませんでした。
友人の証言では、前日のマチネでは全く違和感が
無かったとのこと。
その後前楽のソワレがあり、本日のマチネ。
スケジュールが詰まっていると、身体的にも
負担が大きいのかなと思います。
現在自分の体調が芳しく無いから、余計なことを
考えてしまうのでしょうが、雨に打たれている中嶋さんや
15人のコロスを演じている女優さんを観ていると、
長い公演期間の間には必ず濡れたくない日もあるだろうに…
と、雨の演出に容赦の無さも覚えました。
やはり女性と男性の身体は違うし、彼女達は
スポーツ選手ではありません。
身体の鍛練を積んでも、限界的なものは存在するのでは
ないでしょうか。
オレステスの寝床に溜る雨は、意図的なものなので
しょうかね。
冷たいギリシャの空気を体感で表しているの?
ひゅう〜〜〜…
メネラオスは、どうなのよ。(笑)
オレステスと共倒れ…ちょっと今回は
引いてしまったなぁ。(ーー;)
終盤、鋼太郎さんから漏れる様々な吐息が大きい!
勿論心境を表現したものなんだけれど、初めから
あったものでは無いので、思わず笑ってしまう…
ピュラデス@有起哉さんは、驚く程篤い男になって
おりました。
あれ位のテンションでないと、他の役者さんとの
均等が取れないので私は好感が持てました。
コロスの皆さんは、バラつきが目立つ部分と
一体感が前面に出せる部分の隔たりが大きかったかな。
単独で割り振られている台詞と、15名で
合わせなければならない台詞。
単独のものは息継ぎが巧くゆかず、最後に消え入ってしまう
場合が目立ちます。
全員で合わせるものは、どうしても出だしが合わず
後から合流する場合があり、クレッシェンドの様な印象に。
お知らせのご老人、田村さんは終始安定していますよね。
細かなブレはあるものの、あの強靭さは何処から
来るのでしょうか?画伯。^m^
横田さんは、台詞が一瞬飛んでうっ!となったけども
よく持ち直して、直ぐに元のラインに戻りましたね。
(戯曲93ページの4行目〜)
流石だよ、よこちん。(^^♪
竜也さんは、安定しているので何も心配しておりませんが
上に付けているエクステンション、何時もぺにょっと
御顔の真ん中に汗でへばり付いていますよね。(^_^;)
掃うのは避けているのでしょうけれど、台詞と共に
ふわふわと口元に漂っているので、気になる。(笑)
其れから、本公演ではマジ泣きでしたねえー。
御鼻がぶひっと鳴る程泣きじゃくっていて、オレステスよ
そんなに泣かないで…と思ってしまった。(^^ゞ
カーテンコールは、蜷川氏も登場し会場一体型でしたな。
有起哉さんが面白かったですねえー。
『ども♪ども♪ども♪あ、ども♪』って手を挙げて、
まるでおっさんの様でした。(笑)
竜っちゃんも、中嶋さん抱っこして宙に浮かせていたし。
5回目だったかな、後列に並んでいるコロスの皆さんを
前列に出してあげようとする有起哉さん。
中嶋さんと手を繋いで逆方向を見ている竜也さん。
一旦手を放して、入れ替わっているコロスの女性の手を
上手を向いたまま(爆)再び握った彼が振り返ると!
ち、違う女性じゃんっ。!(^^)!
焦って後列へ引っ込んだ竜っちゃんが可笑しかった。
主演女優さんのエスコートがお上手になりましたね。
舞台袖を出入りする時に、ちゃんと中嶋さんを
立てています。
身毒丸の頃の、白石さんのエスコートは子供っぽかった
ですからねえー。
其れでこそ、男ですっ。(*^^)v
東京公演、過酷な演出の中キャストの皆さん
スタッフの皆さんも取り敢えず、お疲れ様です。
金曜日から、いよいよ大阪ですね。
中4日ですが、少しでもお身体と精神を休めて
好い公演が引き続きます様に…
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