ライフ・イン・ザ・シアター・4/15マチネ

好いお芝居を観てしまうと、嬉しくて勝手に
祝わなければいけないモードに突入してしまうので
ついついへべれけになって朝帰りと云う…(笑)
キーボードがゆらゆら揺れていて(^_^;)日本語が打てるか
些か不安ではありますが。

7列センター寄りにて観劇。
んー…6列目までがオケピなので、段差始まり列ですから
観易いお席とは言えなかったですねぇ。
特に第5場は、近頃床に座って寝転がったり
前屈をしたりと思いっきりストレッチ体勢ですから、
殆どお客さんの頭が被って見えなかったです。
ただ、見えない分吐息だけが聞こえてくると言う
妙にエロティックなシチュエーションに強制的に
置かれた為、それはそれで実に幸せで御座いました。(爆)

さて。
私も毎日観ている訳では無いですから(^^ゞきっかけの
タイミングが何時だったのかは判りませんけれど、
既にストンと納得のゆくものが降りておりますね。
しっくり来る落とし処の着地点を見い出している感。
お芝居でも日常でも同じことが言えますけれど、
手探りで小首を傾げ疑問視しながら成す時と
消化して深く頷き肯定しながら事を成す違い。
ですから焦りや苛立ちを覚えること無く、毎公演
善い遊びが出来るのでしょう。
観客との呼吸の遣り取りを楽しんでいる俳優さん。
いいですよね♪

今回のツボは『ボケナス』(*^^)v
第10場のロバートの『大ボケ野郎』と云う台詞を
『ボケナス』に変えて来ておりますが、昨日竜也さん
この幕のロバートの間を取らずに先走って台詞を
被せてしまいました。
眼を見合わせて同時に台詞を重ねてしまったので、
こちらに背を向けて必死に笑いを堪えておりまして
お芝居の中で、一瞬ロバートとジョンが市村さんと
竜也さんに戻ってしまい^m^本心で
『このボケナスがっ!』『ボケナス!!!』と
何度も連呼して責められていました。
通常ここでジョンは、ロバートの訳の解からない
苛つき加減に怪訝そうな顔をして暗転しますが、
ボケナス攻撃にしゅんとうな垂れ(笑)アドリブ無しなんて
嘘じゃない♪と、独りほくそ笑んだちゃむでした。

第23場の、あの大切な幕でもボケナスさんは健在で。
ロバートの話をただただ聞いているシーンで、
まぁこれは不可抗力ですけども竜っちゃんの呼吸した
お鼻が『ぶひっ…』と鳴ってしまいましてね。
比較的お客さんは余り気付いていらっしゃらない
様子でしたが、あそこで笑いを堪えているさまは
健気と申しましょうか。
思わず心の中で『耐えるのじゃっ!』とエールを
送ってしまいました。
にやにやするのを抑えるのって、意外と大変なものですよ。

この時期に、戯曲の中のかなり多くの語句を置き換えたり
語尾を短く変えて来ておりますが、これは
行ったり来たりしているポールさんと打ち合わせの上で
変更しているのでしょう。

私の好きなティッシュの投げ捨て位置は、いい具合に
遠くに飛ばしておりましたね。(笑)
それを拾うロバートの手がまた、如何にも
汚いものを拾う様に人差し指と親指だけで摘むと云う。
ジョンの唾液がたっぷりと含まれている
ティッシュですからね。(*^^*)
食事にはっきりと誘えないジョンが、遠回しに
ロバートの予定を尋ねている最中の『…へぇーーー…』の
この『…』も面白い!
この辺りの遊びも非常に楽しいです。

ロバートが『ヘルメット』を連呼した後、第2場の最後に
ジョンが敬礼しながら『さあ、行こう!』と言い出しました。
これ、私にはノリノリで『最高!』とも聞こえましたけれど
暗転前にメリハリがついていいですね。

この度の公演では、煙草を吹かしたりスプレーを
吹きまくったりが頻繁で御座いますけれど、前列には
煙や香りが届きます。
あの距離であれだけ漂うのですから、直の役者さんは
咽防止がお見事ですよね。

フェンシングの第4場は、剣先を一回で大きく上げずに
一度顔の前に突き出してから上げたのはわざとかな?
これはちょっと、次に確認してみないと意図的なのか
判りません。

第9場の抑えない合戦は、もう意地の張り合いですが
少し押したり引いたりしておりました。
この幕全般で強く打ち出されるよりは、こちらの方が
好みです。

そうそう、Tシャツですが。
昨日は第14場で着ているTシャツが、明るい青に
観えました!
と、言うことはですよ?
照明や座席で印象が変わると云うことかしら?
お騒がせしてすみません。(ーー;)

第21場で、映画出演が決まったジョンの歓喜の表現が
跳び上がって喜んだり、しみじみと拳を握り締めて
悦びを噛み締めたり色々ですね。
面白いなぁ。

個人的に、とってもツボに入ってしまっているものが
御座いまして。
劇中と言うよりも暗転している最中なのですが。
其れは…第7場と第8場の暗がりで行われております。
ぶっ…ごめんなさい、思い出すだけでも鼻血が
出そうな程に
密かに気に入っています。(爆)
Tシャツ・ジーンズ・ジージャンからYシャツ・
サスペンダー付きのスーツのズボン・ネクタイと
お着替えになりますが、この時ロバートにもジョンにも
着替えを手伝っている女性の衣装スタッフさんが
付いています。
これは、最終場で楽屋のセットを片付ける大道具さんに
ジョンが『お疲れ様。』と声を掛けるのと同様に
裏方さんと劇中とを、巧みに繋いでいる優れた演出の
一つです。
この…この……ネクタイをジョンに掛けている
女性のシチュエーションアングルが、とても好きなんです。
だってですよ?必死にYシャツの裾をズボンの中へ
入れている最中の、無防備な男性の首に手を回している
超然絶後と申しましょうか!(←興奮し過ぎ)
涎垂必至な状況故に!!!
って、私だけの変態性でしょうか?(^^
少々方向性が怪しくなって参りましたので、本日は
これにて失礼致します。




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