ライフ・イン・ザ・シアター・4/16ソワレ

ふっ…連日なのさ……
up
の遅さにつきましては、かなり個人的な事情も
立て込んでおりまして待っていて下さる方々には
大変申し訳なく。(-_-;)
数日間睡眠時間が不足しておりまして、思考回路が
限界ショート致しました!あはは…
ま、少し休んだので頑張って思い出しますですよ。

9列目上手、傾斜角度ばっちり。
遮るもの一切無しで視界良好。
トークでは、座った竜っちゃんの位置と角度の関係もあり
ひっじょぉ〜〜〜〜〜に美味しいお席で御座いました。
丁度ステージ上の椅子に座った人と同じぐらいの位置と
考えて頂いて結構です。
目線がな^m^いいよな。(爆)
満足度の高さは、ご想像にお任せします。

今回のトークショーでも、市村さんは
『アドリブは無いんですよ!』と仰っておりましたけれど
私にはどうしても、納得がゆかないこと多々。(笑)
毎回公演前のミーティングで、今日はこうしよう!と
打ち合わせされている通り、と申されるのであれば
別ですけれどね。

第1場。
ロバートが劇中で語る『今日のお客さん』が
本当に、現実の今日のお客さんを指す様になっています。
是は15日の公演でも感じたことですが、間の際に
客席に視線を送ったり見回してから台詞を言う為、
観客自身も、市村さんの意図することを
理解し易くなっているかなと思います。
ジョンは『ロバートの良識に障る女』の実像を
存在的に表現し始めました。
舞台下手側の袖を何回も気にする素振りを見せ、
悪口を彼女に聞かれていないか時には小声で
ロバートに耳打ちをしたりと、細部まで小技で。
ロバートの『発声練習をする』と云うト書き。
普段はハムレットの
『嗚呼、この忌々しい身体…か・ら・だ…』
と仰っていますが、急にエレファント・マンの
『僕の頭がこんなに大きいのは…あ・た・ま…』
打っ飛んでしまいましたよ。
会場も沸きましたね、嬉しさの余り拍手して
しまいました。(笑)

第2場。
ジョンが変なことしてた!
狭い衣裳部屋で鏡の前に座って、衣装のベルトを
締めたりしている訳だけれど、動きに合わせて小さく
『ヒュー…カシャッ…』とか呟いています。
これは多分ロボットの動きを表した擬音なのかな?兎に角
動き自体にも、パントマイムの動きを少しだけ
取り入れて来ています。
暗転前の掛け声、16日はジョンではなくロバートが
『これでどうだ!』と掛けておりました。
この辺は未だ、その日のミーティングで話し合われて
いるのかもしれないなと想像出来ます。

第3場。
ジョン演じるビリーが撃たれて倒れた後、二人で
吸っていた1本の煙草を地面に落として踏み消す所作を
ロバートが致します。
劇中では火事になるといけませんから、隠れている
セット裏の落とす位置に、灰皿が付いております。
此処に吸殻を落として→足で踏み消す。
この動作が、日増しに大袈裟な表現になって
笑ってしまう。
観客に気付いて欲しいのでしょうが、お尻を突き出して
きゅっきゅっと。(笑)
此処のジョンは、肩の力の抜け切れていない新人俳優を
巧い具合に演じていますよね。

第4場。
やはりジョンの、剣先の変更の件は意図的な演出です。
わざとらしく、おら!と真上に掲げていた方が
私は好きだったな。
ロバートがへろへろ感を出して体力の衰えを
表していますが、アレはちょっとやり過ぎかも。

第5場。
やっぱ見えいても、吐息にはぞくぞく致しました。
変態で、ごめえーーーん。(笑)

第6場。
今迄は、彼女と電話中のジョンにロバートは
普通に近寄っていたのですが…
ジョンが客席に背を向けて、電話機にもたれ掛かって立ち→
ロバートが抜き足差し足そっと近付いて→ジョンの両腰を
きゅっ!とくすぐって脅かし→ジョンがひゃあっ!と
声を荒げて、もうこちらがびっくり。
笑ったお客さんも多かったけれど、多分私が一番
突出した大声で笑った…ちょっと悲鳴に近い声を
上げてしまった筈…隣席の方々、奇声を上げて
どうもすみませんでした。(^_^;)

第8場。
スプレー、吹き過ぎ!
そんなにぐるぐる回して吹かなくたって♪
貴方は息を止めているから宜しいけれど、観客は…(笑)
くしゃみが我慢出来なかったら、ジョンのせいですからね。

第9場。
この幕は、ロバートが葉巻を吹かせ過ぎ。
もくもく真っ白!煙たくてお客さんが笑っていた。

第13場。
本読みを途中で中断させてしまうロバートへの
苛つき具合の表現として、ジョンは椅子に体育座りをしたり
胡坐をかいたり、ごそごそしていますが表情も充分
仏頂面で、返事も気が抜けていますからねぇ。
最後には、台本で机を叩いていましたから!
怖いなあー、ジョン。(笑)

第15場。
アフタートークから察するに、是はアドリブなのでしょう。
此処でも我慢出来ずに、一際大きな声で笑っていたのは
何を隠そう私です。(恥)
竜也さんのモヒカンがね、最早モヒカンでは
なくなっておりまして。
アレは…海栗か針鼠、又は生け花の剣山。
しかも、くるくる巻きながら1本1本丁寧に立ててます。
市村さんも、是は真似出来ないぞ…と頭をくしゃくしゃ
していただけでしたから。
市村さんも困ってたでしょ♪
ジョン、余り変なことしないで。!(^^)!

私が、不思議で仕方が無いのが第17場。
何か秘密の合図があるのかなぁ?
最後にジョンが
『すみませんが○○を取って頂けないでしょうか…』
と嫌味っぽく言ったのに対して、ロバートが更に
仰々しく『はい、○○!』とジョンの前に差し出すシーン。
コールドクリーム→茶色のファンデーション→
そして今度は『ウエットティッシュ』へと変化して
いました。
このシーンの重要な点は、ジョンの手に渡すのではなく
ジョンの前にわざわざ宛てつけて置くと云うこと。
だから、ウエットティッシュは何と!1枚取り出して
ジョンのスプレー缶の上に開いて置いていた。
大変興味深い、注目すべき幕のひとこまです。

第18場は、劇中劇内でボートに投げ付けたジョンの帽子を
暗転時にロバートが差し出し、其れをジョンが引っ手繰って
袖にはけると云う方法でロバートへの苛立ちを表して
いますが、急ぎ過ぎて竜っちゃんが帽子を
引っ手繰り損ねたり落としたりする時がありまして、
暗いこともあり是は演出上、旨く観客に伝わっているのかは
微妙で御座います。

第23場は、如何様にも観客に色々なことを伝えられる
役者さん次第の幕です。
立ち位置でこんなに印象が変わるお芝居は珍しいかも。
間延び感は無くなりましたね、たっぷりと時間の取れる
幕ですから、大きく動くことでお客さんを
惹き付けられるといいですね。

第24場。
脾臓の脇の妙な出来物。
ジョンはロバートの胸を突っ突く日もあれば、
ロバートの胸をすりすりと擦る日もあるし、
どんどんと叩く日もある。
ロバートには可哀相だけれど、面白い幕ですねえー。
『麻痺しているんだ!』とか
『思い遣りが無いなぁ…警察を呼ぶぞ!』とか
好き。

今回初めて上手側席だったので気付いたのですが、
楽屋シーンで登場する電話機。
遠くからは何か全く判らなかったけれど、よおーく
見ると、電話機にモノクロの女優さんの写真が
4〜5枚貼ってあるんです。
とても細かい美術さんのお仕事ですけども、是はちょっと
判り辛い遊び心です。
もう少し、写真の大きさや色等を工夫した方が
判り易いのかもしれません。

竜也さんに注文ですが(笑)いい場面で『ぷっ…』やら
『くっ…』やら、噴かないで下さいな。
折角黄昏ていたのに。打ち壊しではないですか。
まあーねえー、ツボに入っちゃうのはしょうがないかなあー。
え?!甘やかすなって?はぃ、相すみませぬ。(^^




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