仙台公演前楽〜大楽T 2005/02/28

無事幕が下りましたねぇ。おめでとう!3ヶ月間本当に長かった!
地方公演移動も大変でした!
本当にスタッフ・キャストの皆様お疲れ様でした。
あのセットで事故や怪我も無く、季節柄風邪で役に穴があくことも無く
閉幕して、胸を撫で下ろしました。

深夜バスでの出発時。
新宿に着いた時点で吹雪でした。バスは遅れ東北道にも積雪。
休憩で降りたサービスエリアには新雪が20cm以上積もっていて、
関東人ビビリました。(^_^;)
除雪で埒が明かない為一般道へ降り3時間遅れで仙台入りしました・・・
到着しても雪。しかも凍ってる。何故だ?雪雲よ。こんな時に。(苦笑)

仙台市民会館。ステージが狭い。
奥行きがぎりぎりっぽいぞ。
セットの階段が、辛うじて人一人通れるスペースから聳えて建っていた。
しかし会場の座席は物凄く見易い。列ごとの傾斜が大きく、観客には優しい
劇場でしたね。

ちゃむ的ロミジュリ総括。
キャピュレット婦人と乳母。
立石さんは、正直東京公演では硬く憂えておりました。
ですが地方に移ってからはとても滑らかで、ジュリエットの母として
母性を自然に表現して下さる様になりました。
梅沢さんは、乳母を巧みに演じていらっしゃいました。
ただ、地方公演に入ると過剰な表現も増えてゆきました。
中でもジュリエットとの
『お母様はどちらに?』が公演ごとに違うんですよね。
これは恐らく、杏ちゃんも了承していたことではあると思っています。
受けて発するジュリエットの同台詞も乳母の真似をする様努めていました。
千秋楽でのこの場では、乳母が『うひひ、やっちゃったよ♪』と
舌を出してジュリエットを見詰めていて可笑しかった。
杏ちゃんも上手く舌を噛みながら^m^場を治めていました。

召使いの星取表は黒星が多かったのかな。
前楽で扉に激しく当たり過ぎたご様子で休憩中、美術さんが修理していました。
大楽では婚礼の準備を、パンダ柄のシャチを持ってセットの1段目を
右往左往していた義太夫さん。食卓に乗せるには、やはり鳥料理が
お勧めよ。(笑)
前楽・大楽ヴァージョンヘアーお似合いでしたね。

豊さんのマキューシオ。
マキューシオって前幕で亡くなって退場してしまうものの、大変魅力的な
キャラクターで竜也さんでも拝見してみたい位の役柄です。
怒涛の長台詞も役の創りも、当然力量を問われ苦労されたと思います。
地方版を初めて観た時はその出来に憤慨し、アンケートには思いの丈を
書きなぐりました。
でも終盤には彼なりの改善が観受けられマブの女王の件やロミオとの
鴨の掛け合い等は、解かり易い表現で演じ切りましたね。
ティボルトに刺されロミオの腕の中で『くそおぅー何だって割って
入ったんだよ!お前の腕の下から
刺されたんだぞぅー…』を悲痛な
絶叫に変えたのは、蜷川さんかしら。
鈴木さんの独創だったとしたら悲愴を伝える好ましい変更でした。
『貴様の恋人が尻に割れ目のあるカリンで、貴様が細長い
梨だといいなあー!』だけは、最後まで慣れませんでしたが。(爆)

仮面舞踏会で立ち位置を舞台下へ下ろした『巡礼様〜』の件は、
客席からの視点は無視された演出だと考えます。
二人が初めて出会い意気投合するあの大切なシーンが、全観客の
3割程にしか観えないと言うのはとても残念なことでした。

ロミオがバルコニーへ登り降りを繰り返すあの巨大なセット。
段の縁にガムテープが敷かれていてぶら下がる手元が滑らない様に
配慮されておりましたが、数回降りた時に『べりっ』と剥がれて
浮く状態を観ました。
美術さんも修復は怠らなかったと思いますし、竜也さんも同じ位置からは
降りぬ様意識されていたと思いますが一瞬冷や汗が噴出する瞬間では
御座いました。

瑳川さんは花粉症なのかしら。(^^ゞ
お風邪ならば御鼻の詰まりが長い様な気が致しました。
ロレンス神父の庵で、ロミオがジュリエットとの結婚をお願いする幕。
竜也さん・・・くねくねし過ぎで。可愛いんですが跳びはね過ぎで。
ぃぇ…可愛いから許しましょうか。*^。^*)
『失礼だが、聖なる教会が
二人を一つに結ぶまで〜』
ロミオも必死でしたが、ロレンス神父も死でした。(笑)

前楽でピーターを災難が襲いました。毎回虐められてズボンを下げられ
見せパンツのヴァリエーションで勝負していらっしゃいましたが!(^^)!
力の入った手違いで^_^;パンツも一緒に下げられてしまいました。
桃尻全開!竜也さんもにやにや素で笑いを堪えていました。
微笑ましいアクシデントでしたわ。